第14回宝塚映画祭

野良猫

野良猫

©1958 TOHO CO.,LTD.

飛田新地を舞台にしたうらぶれた男女の愛欲

森繁と音羽信子が国鉄のレールを枕に自殺しようとするシーンのため、阪急から枕木などを借りてスタジオに線路を敷き詰めた。このセットを見た森繁は「会社を潰す気かいな」と仰天。その時、スタジオを訪れた、小林一三の息子で後に阪急電鉄の社長になった小林米三が「良くできているけれど、このレールは国鉄と違う。阪急の広軌や」。その場を、森繁が「この線路は枕にするのにちょうどええ」と救った。

制作
1958年/日本
フィルム
1958年/宝塚映画/白黒
監督
木村恵吾
脚本
木村恵吾、藤本義一
出演
森繁久弥、乙羽信子、山茶花究、横山エンタツ

「野良猫」シネトーク・セッション

映画の魔法を考える 〜高野昭二さん(元宝塚映画監督)✕菊野満利さん(元宝塚映画美術部スタッフ)✕宝塚映画祭学生企画チーム

近藤氏が残した数々の伝説的な仕事を通して、今あらためて見つめなおす「映画」という魔法について、宝塚映画OBのお二人に学生企画チームが体当たりで聞きます。

日時:11/11(月) 19:00回終了後
料金:同上映回の料金に含まれます

出演者プロフィール

  • 高野昭二さん(元宝塚映画監督)
    神戸大卒業後の1954年に入社。宝塚映画初の大卒社員だった。「野良猫」に助監督として関わった。66年の「虞美人草」で監督デビューし、テレビ映画の監督作が多数ある。
  • 菊野満利さん(元宝塚映画美術部スタッフ)
    1957年入社。美術部スタッフとして活躍した。小津安二郎が宝塚で撮った「小早川家の秋」や「姿三四郎」などに参加。日本でロケしたボンド映画「007は二度死ぬ」(67年)の美術にも携わった。